会社定款が見つからない、どこにあるかわかりません

とのご相談をいただくことがあります。

許認可申請で必要だったり、取引先や金融機関等から定款の提出を求められることがあります。

まずは、設立当初に作成した『原始定款』を探すことが重要です。

※管轄法務局・認証公証役場（・顧問税理士の先生がいる会社様の場合は、顧問の先生）に問い合わせてみる。

定款を紛失した場合の対応

• 管轄法務局で、設立登記申請書の閲覧を申請する（但し、会社設立後５年以内）

　　 　 登記申請書・その附属書類の保存期間は５年です。

　　　  ・期間内であれば、「原始定款」が手に入る

• 認証した公証役場で、定款謄本の交付請求をする（但し、会社設立後２０年以内）

　　　  定款の保存期間は２０年です。

　　　  ・期間内であれば、「原始定款」が手に入る

• 最新の会社謄本（履歴事項全部証明書）を取得する

　　　　登記されている事項を確認する

• 過去の株主総会議事録をすべて用意する

　　　　過去の定款変更決議を確認する

• 定款を再作成する

　　　　手に入れた「原始定款」と、「登記事項」や過去の「定款変更決議」を基に、

　　　　現行定款の内容を確定し復元する

• 株主総会の承認を受ける

　　　「原始定款」が手に入らなかった場合や過去の「定款変更決議」が不明な場合は、

　　　　念のため、定款変更決議を行って現行定款としての承認を得る　

• 再作成した定款に原本証明をする（完成）

　　　設立時のように、公証役場での定款認証は不要なため、

　　　代表者が現行定款に相違ない旨の原本証明をして押印する